檄!電脳雑戯団

劉秋華さん投稿作品


In the kichen?
〜 from sentimental Graffiti 〜

 「ねえ、今回は長くいられるの?」

  台所で野菜を切りながら妙子は冷蔵庫の前で牛乳を飲んでいる葵に声をかけた。  

 「まあ、夏休みだから一週間くらいはいられるかな」

  葵はパックに残っていた牛乳を一気に飲み干し、一息つく。

 「そっか。じゃ毎日美味しいもの作ってあげるね」

  葵の答に妙子は嬉しそうな微笑を浮かべる。心なしか食材を切る音も小気味よかった。

 「でも、休みの度に来てくれるのは嬉しいけど、ここまで来るだけでも結構かかるんでしょ?」

 「いや、夜行バスだから大したことは無いよ。まあ、結構バイトして稼いでるしね」

  空になった牛乳パックを水道で洗ってから葵はごみ箱に放り投げる。

 「それに…やっぱり妙子に会いたいからね」

 「えっ…」

  不意に妙子の手が止まる。隣を向くと、葵がまっすぐ妙子を見ていた。

 「本当…?」

  恐る恐る聞き返す。

 「本当だよ。俺の帰る家はやっぱりここだからね」

  そう言うと葵はゆっくりと妙子の唇に自分のそれを重ねた。

 「ん…」

  妙子は少し驚いたが、自然に目を閉じて葵のするがままに任せた。

  静かな台所で二人は抱擁を交わす。

 「…うんっ…」

  しばらくして、ふと葵の手が妙子の胸へと伸び、エプロンとTシャツ越しにゆっくりと揉み始め

 た。

 「…あっ…」

  妙子は葵の行動に抵抗しようとする。だが、葵は唇を離さない。そればかりか妙子の口腔に舌を

 入れて妙子の舌に絡める。

 「んんっ…あっ…」

  葵の舌がゆっくりと舐るように動く。その度に妙子の体から力が抜けていった。

 「あん…あっ…」

  妙子の胸を揉む葵の手は徐々に大胆になっていった。エプロンの脇から手を入れ、Tシャツをめ

 くり上げる。

 「妙子、ブラ…」

  その下からこぼれたバストに触れ、葵は妙子の唇を離して驚くように言った。

 「家にいる時は…してないの…」

  興奮に頬を上気させながら妙子が小さい声を出す。

 「ふうん…」

  葵は納得したように小さく頷くと、妙子の背に体を回し、両手で妙子のバストを揉み始めた。

 「…あん…」

  先程より大きな快感に妙子の声も大きくなる。

 「どう?気持ちいい?」

  葵はよがる妙子の耳元にそう呟くと、乳房の先で徐々に大きくなってきた乳首を指で摘んだ。

 「…ああん…あっ…」

  その瞬間、妙子の体が一度ぴくん、となった。

 「気持ちいいんだ…」

  葵は業とらしく言いながら、妙子の白く形のいいバストを揉み続けた。胸の谷間ではエプロンが

 細く紐のようになっている。

 「…あん…んん…」

  葵の手が動くたびに、妙子の口から甘い吐息がこぼれる。

 「んん…あっ…」

 (そろそろかな…)

  葵は妙子の体がすっかりその気になっているのを察して、今度は右手を妙子のスカートの中へと

 もぐりこませた。

 「…あっ…だめぇ…」

  妙子の小さな抵抗を無視し、葵は妙子のショーツへと指を這わせた。そこは既に十分に湿り気を

 帯び、つつけば溢れてきそうなぐらいであった。

 「妙子のここ、すごく熱い…」

  葵は焦らすようにショーツの上から妙子のクレヴァスをなぞる。

 「…ああん…うん…あっ…」

  直後、葵の指にショーツから染み出した愛液が垂れてくる。

 「ほら、もうこんなに…」

  葵はその指を業と妙子に見えるように舐める。

 「…だめ…汚…いよぉ」

  妙子が顔を真っ赤にする。だがその声は揉まれる胸から届く快感で途切れ途切れであった。

 「…そう?でも美味しいよ…」

  音を立てて愛液を舐め取ると、葵は指を再び妙子のショーツに伸ばした。今度は焦らすことなく

 横からショーツの中に指を入れる。

 「…ひゃ…ああん…」

  ラビアに指がふれると、妙子は一段と大きな声を上げた。既にびちょびちょのそこは葵の指が動

 くたびに卑猥な音をたてる。

 「…あっ…あっ…」

  妙子は快感で立っているのもおぼつかないのか、葵に体を預ける。

 「うん…ああっ…」

  葵は指にたっぷりと愛液をつけると、ヴァギナにゆっくりと指を差し入れた。

 「…あっ…だめっ…だめ…」

  そこは愛液で満ち溢れ、とても熱くなっていた。そして葵の指が奥に入ろうとするたびにきゅっ、きゅっと締め付けてきた。

 「…ああっ…ああ…」

  葵は指を出し入れしながら妙子の唇に軽くキスをした。その際目に入った妙子の表情は、恍惚そ

 のものであった。

 「…あん…うっ…ううん…」

  台所に淫らな音だけが響いていた。妙子は葵の手が動くたびに嬌声をあげ、その太股には股間から

 垂れた愛液が一条筋を作っていた。

 「…もう…駄目…」

  妙子は完全に快楽の虜になっていた。葵の指が勃起したクリットを触れば善がって悦びを表し、そ

 れだけでは物足りないのか自分で乳房を愛撫する。

 「ねえ…あーちゃん、…うん…もう、お願い」

  限界が近づいているのか、妙子は自らそういうと、台所の淵に手をついてお尻を葵に突き出した。

 「うん…わかった」

  葵はそんな妙子のスカートを捲くると、ショーツを下げた。刹那、女の匂いが立ち込める。

 「お願い…早くぅ…」

  妙子は待ちきれないのか、足を広げて葵を招く。股間ではヴァギナがすっかり口を開き、愛液を涎

 のように垂らして葵を待っていた。



 「妙子…行くよ…」

  葵はそう言うと、ズボンをトランクスごと脱ぎ、はちきれんばかりに膨張したペニスを妙子のクレ

 ヴァスに一気に突きたてた。

  「…あああん…」

  妙子のクレヴァスはそのペニスを何ら抵抗無く受け入れると、すぐに締め付けを加えた。

 「…動くよ…」

  粘液質の快感に包まれながら、葵は激しく後ろから突き立てた。

 「はっ…あっ…あっ…」

  妙子のお尻と葵の腿が当たる音がリズミカルに響く。その度に妙子は足をがくがくさせる。

 「ああん…うん…」

  葵はバックから激しくペニスを突きたてながら、その反動で揺れるバストを揉む。

 「あ…ああん…あっ…」

  与えられる快感に激しく妙子が善がる。

 「妙子…」

  5分ほどそうして突きたてるうちに、葵は自分の脳に徐々に射精感が高まっていくのを感じた。

 だが、突きたてることを止めはしない、いや止めることが出来ないくらい妙子の中は気持ちが良かっ

 た。

 「いいよ…今日は…大丈夫だから…」

 「うっ…」

  妙子にそう言われた瞬間、葵のペニスから緊張が解き放たれた。

 「あっ…出てる…あっあっあぁぁ!」

  クレヴァスに熱いほとばしりを受けて、妙子も絶頂に達した。体を大きく痙攣させて、ゆっくり

 と崩れ落ちる。

 「妙子…」

  それをゆっくりと受け止めると、葵は妙子の頬に軽く口付けをするのだった。

 

 

 

                                                         END


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